PIANONAIQの記録

なかなか良い出だしではないだろうか、と… 確かに輪郭線が「月がきれい」を思い出す感じ、自体は悪くないと思うんだけど、学校のシーンのロングショットで紙芝居のように見えてしまったのは何だったのだろうと… ここを除けばクオリティ的にはほとんど文句なしかと… こういう引っ掛かりが個人的には大きい気もするけど、この辺が気になるのって、家具についた傷に気付いた途端変に気になりだすのに近い感覚な気もするし、他の方がどう思われるのか少し興味あるところ… just becauseでも同じこといってたけど…
個人的にはもう少し抑えた按配が好みだった気もするけど、きっちり着地してくれたな、と… 10話の絶叫シーンだけに5千円払ってもいい、というように、人ぞれぞれに違ったベストシーンがある作品でもあるのかな、というあたりにも懐の深さを感じる作品だった。 エンドレスエイト的なループ回なんかも見たかったかな、という作品… 最終話の手描き作画とCGのカットを交互に素早く切り替えるシーンで、後者によって気持ちいいテンポ感が生まれていてこれは面白いと思った。CGの動きを陳腐だなとは感じない使い方の新しい可能性を見たというか…
はまってた人は最初からそうだったのかもだけど、終盤良い回が続くなと… 気持ち作画も上向いてた気もする、というより面白ければ細部は気にならないというやつかもしれない… 前回に引き続きセリフと行動(気持ち)が真逆になってるくだりが冴えていた…
敵方にドドンガなる憎めないキャラが出てきてがっつり掴まれたけど、これはやっぱり初期ドラゴンボール的な雰囲気、平和が約束されて安心して楽しめる冒険ファンタジーの感じで、面白いと… ピオリムやザメハといったドラクエの魔法描写も楽しくていい感じ…
ツボにはまったなあ、と… 脚本どうこうではない部分での言語化の難しい良さ、巻き戻して観たくなるような、この作品のこれまでの全てがあってこその奇跡的といっても良い瞬間… 作品評価を一段階上げるような話数だった…
瑛太小宮絡みの下りがかなり良かった… 下校での鉢合わせに思わずニタリ、からの小宮の「最悪」のセリフ(芝居)が秀逸… その後のお茶とコーヒーの交換エピソードもそうだけどこの二人って実は滅茶苦茶通じ合ってて、それに対比するような夏目とのすれ違い描写も見事かなと。 夏目と相馬の関係描写が弱い、というあたりも今回の話数で一応筋を通したし、なんかここ最近の話数でやけにこの作品に好意的になってきてて、ちょっと最初から見返さないと総評はできないかなとなってきてる。作画にがっかりで惜しいと思ってしまう箇所が時折あるのは変わらずだけど… 友達と本屋で立ち話してるのを割とロングで捉えるカットでもやっぱり惜しいとなったけど、ここでカットの説得力があるだけでものすごく名作感が上がってくる作品なんだよな、というのはある… 進路に悩む夏目が一期一会のこの瞬間を友達と本屋で過ごしているというシーンを大事にして欲しいというか…
ゾンビものとしての緊迫感が薄れてしまうこの回は好みの大きな分かれ目になりそう、だけど自分は良い方に振れたかな、と… ハーレムもの、カースト最底辺野郎の反逆、そして二人乗りバイクで股間を触っている手(!)、などなど、もうなんでもありでここまで潔ければ良し、と(笑) そんなカオスの中、話の最後に毎回のように入る(ファフナーEXODUSを思わせる)主人公の「全てが終わってしまった日の前夜、僕は夜更かしをした」みたいなバッドエンドを予感させるモノローグが、最低限の物語の緊迫感と引きの強さを維持するために機能しているようなとこなんかは結構好みな感じ…
ドラゴンボール初期のノリ(おそらくこんな感じだったはず…)とドラクエのゲームそのままな謎解きの感じとか、ファンタジーが苦手な人が苦手な感じ、とは少し違ってなかなか良い感じかも… アムロ、ヤムチャの古谷徹さん演じるアベルの声の充実感も高い…
揉みしだくシーン、田中将賀キャラデザによるヒロイン(のエロ)にかなりはまってきてしまっている… カメラワークを筆頭にコンテ、演出周りもやっぱりいい感じで、やっぱりその辺のバランス感が良い作品だなあ、と… 毎回変わる凝ったタイトルテロップの出し方も面白い。 バスによるカーアクション、バイクによる男女二人乗り逃避行、と絵になる定番ネタ?、ゾンビより恐いのは人間、を描くための伏線ともとれる新キャラの登場、などまだ想定内の進行だけど、これからどんなあっと驚く展開を見せてくれるのか楽しみではある…
EDの徳永英明「夢を信じて」が名曲すぎてサビで泣いてしまったけど、この曲は深夜アニメで十分再利用できるなあ、と… Bメロのコードに対するメロディの動き方が異質で唸った… ファンタジーが苦手な人が苦手な感じだろうな、とは思いながら、ナウシカのメーヴェを思わせる飛翔シーンや、ヒロインとの別れの際のスライムの可愛さに閃くものが感じられた… すぎやまこういち先生の名曲群を堪能できるところも良い点だろうか… 全42話、果たしてどこまで続くか…
面白い。すっかり話を忘れていたけど、もの凄い引きの強さを生む仰天展開がそういえばあったな、と… ただこの作品、強いて弱点というか合わない人もいるかなと思う点を考えると、はじまりの樹の加護を受けているとかこの世の理とか、その辺の設定、世界観はあるかも、と。
息抜き回、と思いきや、あなどれない見事な脚本で少し唸ってしまった… この作品、全体的に回想の挿み方がよいんだけど、この話数では、真広と吉野それぞれの視点の回想を葉風が聞き役となって交互に辿る事で二人の思いがけない絆が浮かんでくるという妙技が見られた… この作品、葉風と吉野達が互いの姿を見ずに声だけでやりとりする期間にほぼまるまる1クール使って遂に対面してから2クールへ、というのも区切りの良さやキャラを掘り下げる面においても構成的になかなか秀逸で練られたものに思える… しかし沢城さんの葉風は、トップクラスのはまり役ではないか…
2クール目開始でOPEDも一新。話の方は、しいなの中で大きくなっていく空太への想いにフォーカスする内容。芸術家肌のしいな、だからこその「私の中から出て行って」というセリフはなかなか秀逸だったと思う。今までましろが空太に惹かれる理由のところに弱さを感じていたわけだけど、極々平凡な青年にこれといった理由もなく惚れてしまい(例えば、空太に何か自分にない特別に光る部分があってそこに惚れる、というものならよくありそうだしそれなりの説得力は得られるはず)、それによって生じる嫉妬であったり創作活動への悪影響を自分でもコントロールできなくなる、といったあたりまでしいなの芸術家肌や自然体が貫かれている、ような描かれ方だとしたら、それは悪くないな、と… ただそうなると、訳もなくほれてしまう部分での描き方に説得力を求めたくはなってしまうけど(笑) あと、しいなの絵画を放ってでも描きたいという漫画への強い衝動の正体は何なのか、の部分がまだお預けだなあ、と…
ゾンビものがもたらす状況、を利用してエロを推していく作品、という風にいい意味で捉えられてきたなと… ただ、そのエロと本筋のバランス感は破綻してないので、なかなかいい感じで楽しめそうではある。ミリタリーオタクキャラがいい味出してるし、ドリル鮮血シーンもなかなか… 田中将賀キャラデザによる頭身数多めのスレンダーグラマラスな女性陣、が「あの花」や「とらドラ」とは違ってまたなかなかに魅力的で、ここに好意的になれているのがはまれている原因としてかなり大きいな、と… EDのもろradiohead「karma police」アレンジには度肝を抜かれけど微妙なライン…
ワンクール目の締めとなるクライマックスの話数としては噂通りの良回だったかな、と… 反面、10話に比べ思ったより乗り切れないところがあるのは、やっぱりましろと空太の関係性、キャラ造形、距離感の縮み具合に関するこれまでの描き方の蓄積に引っ掛かりがあるからかな、と…