筒井大志/集英社・ぼくたちは勉強ができない製作委員会

タカツテムの記録

ラブコメを最も面白くするスパイスって勘違いの連鎖だと思っているんだけど、今回はその勘違いが各所で遺憾無く発揮されていた印象 理珠の機嫌が悪く見えるのは自分と成幸がイチャイチャしていたからだと勘違いした文乃は成幸と理珠をくっつけようとする。それがラッキースケベに繋がる展開はちょっと無理やりだけど面白いね 成幸が真冬宅を訪れてからの展開は勘違いの連続 クソダサジャージを披露してきた真冬のこんな姿を見せるのは君だけという発言に勘違いしそうになったのに始まり、「出して」とか、「もう我慢できません」とかこれでもかと。 学校での見た目がカチッとしている割に、私的スペースに入った途端にダメダメな一面を見せてくる真冬のギャップを上手い具合に補強していた印象。流石は人気投票1位 また、勘違いといえば文乃も面白い状態へ 文乃はうるかや理珠の恋心を知っているから、どちらかの恋は叶って欲しいと思っている。そのためには女心に疎すぎる成幸を鍛える必要があって。でもその行動は端から見ればいちゃついているようにしか見えない 理珠に見られたことに始まり、クラスメイトにも見られてしまう。その不注意な行動はラブコメ的にはとても美味しいものだね。そして反省して接近を控えるかと思いきや、最終的には自分から爆弾発言を放って成幸どころか自分すら赤面させてしまうのだから脇が甘い そういったラブコメ的に美味しい展開の中でも正しく見えるものがきちんとある流れはとても良い 真冬は覆い隠されたトロフィーを前にして自分の経験から教師としての信念を語る。それに対して成幸も自身の経験から教育係としての信念を語る。二人の意見は対立し平行線を辿るがもう真冬は以前のように成幸の考えを否定することはしない。二人の考えは平行線であっても両立すると判明するあのシーンは素晴らしいね また文乃は真冬から受験科目を変えさせろと言われなかったかと質問するが、成幸は大した事ないと軽くスルーして勉強を教え続ける。そこに文乃は勘違いしようのない成幸の真摯な向き合い方を知る。だから周囲を勘違いさせてはいけないとパニックになっていた文乃を再び勉強に向かわせる契機になる 勘違いと相手の想いと向き合う要素が上手くブレンドされた回だった

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