篠原健太/集英社・彼方のアストラ製作委員会

タカツテムの記録

復讐者としては割とオーソドックスなタイプであったウルガーに対して、あまりにも複雑な家庭環境を持っていたルカは驚き。 と、同時に親と確執を持つ者がこの班に集められたのかもしれないという推論が気になる。前回登場した親たちのイメージが更に変わりそう 目の前に現れた不条理にどう対応するかが問われた回であったように思う ウルガーは優しく接してくれた兄貴の不条理な死に対して、怒りを覚え銃の扱いを身に着けた。銃に因る復讐を考えた訳だね。 そして、マルコの息子であるルカを目の前にして自分と同じように家族の喪失を味わうべきと、相手にも不条理を押し付けようとする しかし、既にルカは不条理の中にいる存在 跡継ぎにする為にと引き取られたのに、インターセクシャルな身の上から疎まれ更には後から生まれた弟が家を継ぐと決まってしまった そんな生き様でも「オイラはオイラ」と明るく言うルカ。終盤のシーンでは自身の不条理を利用してウルガーをイジっているほど。だけど、同時に自分の死で父は悲しまないと考えている それは不条理を生きてきたウルガーからしても「畜生!」と叫びたくなるほどの不条理 ここで二人を襲う津波も一種の不条理 この不条理に対してルカは枝に掴まって耐えるが、ウルガーは耐えず流される道を選ぶ。自分が死んでカナタが再び不条理な想いを抱えないようにと、自分だけが不条理の中に沈む道を選ぶ ここでカナタが空からやってきて更にはウルガーを引き上げるほどの筋肉を見せつけたのは素晴らしいシーンだった カナタはカナタで先生を助けられなかった不条理に打ち勝つためにずっと鍛えていたんだね ザックから、兄貴の死について更なる黒幕の存在を示唆されたウルガーはたった一人しか殺せない銃で応じることを辞め、ジャーナリストになる決意を表明する カナタ達の前で敢えてそれを表明することで、彼が真の意味で仲間になった瞬間であるように思えた ラスト、カナタが自分を気にしてくれない不条理に苛立ったアリエスがシャルスにちょっかい出したら別方向の不条理を引き出してしまったという展開 本当に隠し事が多いメンツですね…

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